Episode7 なんでアートプロジェクトやりたいんだろうって考えたところ

「このまちには何もないし、遊びに行くところもないし、自慢できるもんもない。」って、地域を問わず、自分のまちのことに消極的な感覚を持っている人は多いと思う。それは、色々活動させていただいている僕も、恥ずかしながら同じでした。

でも実際、どこの地域にも歴史もあれば伝統もある。

東かがわ市は特にそういった文化的資源が多いし、素敵なものがすごく多い。
東かがわ市に来た友人が、「こんな感じの、いい故郷っていうか、田舎町が地元って羨ましいわ。」って言ってました。

確かに、手袋だけじゃなくて、醤油も和三盆もハマチも、海も、その他にも、「素敵な田舎町」要素って言ったら怒られるかもしれないけど、そういった要素ってこのまちに溢れてる。

なのに、「何もない」って感覚になるのは、
きっと自分自身がこのまちの美しさを見ようとしてなかったってことだったのかもしれない。

多分、それを見ようと心を開かなかったし、それを感じる感受性的なものが乏しかったのかな。

まちのコンテンツのせいってことは無くて、よく考えたら、内側の人間の心の問題だった。

逆にいうと、まちの美しさを見て受け入れられる創造性を持った時、まちはキラキラしだすということだと思いました。
アートプロジェクトは、そんな創造性を磨くための手段でもあるのかもしれません。自分の創造性を磨くための、そしてあわよくば、みんなでその創造性を手に入れるための手段?

言葉で伝えるのって難しいですね。脳みその中にあるモヤモヤの20%くらいしか伝えられない。

そして、それに対して意識的になるためには、身体で感じて、自分の中に落とし込んでいく必要があると思う。
耳で地元の声を聞いて、目で見て、感じて、手を動かして何かを作ったり、あるいは作られたのを見たり。

自分の身体の中に落とし込まれたものは、体験の記憶としてずっと残るから、それが振る舞いとなり、いつか生活に溶け込んでいく?

ンンンン、言葉は難しいい(泣)

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